Ducati 899 Panigaleいじり

Ducati 899 Panigale いろんな意味でいじりとバイク全般

クラッチフルード交換

 

さて、やり残していたクラッチフルードの交換を行います。

 

f:id:ehatovcat:20151119150731j:plain

この角度だと光の関係でまだ茶色程度ですが、乗車位置からはぼぼ真っ黒に見えます。

 

f:id:ehatovcat:20151119150745j:plain

クラッチのブリーダーバルブのナットは8mmです。

 

f:id:ehatovcat:20151119150808j:plain

ブレーキの時と同じように、ブリーダーバルブへ耐油ホース、廃フルード入れを接続します。尚、これはワンワェイバルブを利用した負圧吸い出し式ですが、それでなくともホースと廃フルード入れだけで充分にできます。

 

f:id:ehatovcat:20151119150819j:plain

ウェスなどでこのように周囲を保護します。

クラッチフルードタンクのフタを開けるわけですが、クラッチ側はちょっと奥まって傾いているため、クラッチフルードステー根本の六角ボルトを緩めて注ぎやすい位置へ少し移動させたほうがいいです(作業中はそこで固定)。

その際、油面は少し傾くので覚えておきます。FULLの状態でこんなかんじです。

 

またブレーキの時と同じく、フルードタンクのフタを開ける時は内蓋になっているゴムのダイヤフラムにフルードがけっこう付着しているので、持ち上げた時に液が垂れてハンドル周りに落ちないように充分に気をつけます。

外したダイヤフラムはバイクから離れてよく振って付着液を除去しておきます。(糸くずなどつくと面倒なので布とかでは直接拭かないほうがいいと思います)

 

f:id:ehatovcat:20151119150833j:plain

古いフルードが出てきました。ブレーキの時にも言いましたが、このエアは油圧通路内から出てきたものではありません。本当はけっこう黒いんですが・・そう見えない。肉眼で見るともう少し黒いんですけどね。

 

f:id:ehatovcat:20151119150844j:plain

フルードが減ってきたら底が現れる前にかならず補充します・・。

 

f:id:ehatovcat:20151113174237j:plain

今回も使ったのはこのフルードですが、さすが注ぎやすさNo.1と謳うだけあって、この容器は非常に注ぎやすく垂れにくくて(絶対ではないですが)安心して作業が捗ります。安価ですしオススメですね。他にブルーとかグリーンとかあるようですよ。

 

f:id:ehatovcat:20151119150856j:plain

うーん、この耐油ホースの色ではわかにくいな。もう透明というか、赤色のフルードなので透明に見えています。50mlほどで入れ替わったようです。

 

 

f:id:ehatovcat:20151119150940j:plain

最後にフルードをこの位置まで入れて蓋を閉めます。ダイヤフラムをハメる際の不意なハネなどに注意しましょう。フルードタンクを元の位置に戻すと液面は水平でちょうどFULL近くの位置になります。

 

f:id:ehatovcat:20151119161620j:plain

ブレーキの方では載せるのを忘れていましたが・・。

これは何をやっているかというと、ブリーダーバルブ内に残留しているフルードを除去しています。

 

f:id:ehatovcat:20151119151100j:plain

このようにティッシュで作ったこよりを差し込んでフルードがティッシュに染み込まなくなくなるまで数回繰り返してやります。ゴムキャップをされているとはいえ、後から残留フルードが染みだしてきて周囲の塗装を侵してしまう可能性があります。

 

f:id:ehatovcat:20151119151127j:plain

見事にブレーキ・クラッチ共にフルードの色が爽やかになりました!(白目)

クラッチレバーのタッチは・・元からエア噛みの感触もなくしっかりしていたのであまり変化は感じられず。やはり視覚的安心感の達成が大きいですね。別体式タンクは一番に目に入りますから、他人から見られても「おっ、ちゃんとメンテしてるな(変わった色だけど)」と見られるのが精神的に良いです。しかし放置してるUSBケーブルがうるさい・・。ステダンにあるのは自作加工のRAMマウントのベースです。

 

f:id:ehatovcat:20151119151154j:plain

サヨナラの廃フルードです、ブレンボ純正だったんですかね。

交換に使用したフルードは50mlほどです。