Ducati 899 Panigaleいじり

Ducati 899 Panigale いろんな意味でいじりとバイク全般

ステップバー交換

ステップバーを交換してみました。

f:id:ehatovcat:20151021184409j:plain

 

ノーマルのステップでしばらく乗ってまして、「ノーマルのステップは表面加工が良くなくてひっかかりが弱くてすべる」と言われていました。私は「そうかなー?」と思いつつ乗ってましたが、最近、特に巡航中に足がソワソワ動いていることに気がつきました。気になってきたので、グリップのいい社外ステップバーにしてみました。

f:id:ehatovcat:20151021184404j:plain

DUCABIKE(ドゥカバイク?)というメーカーです。型番:PPSF02A

調べたらイタリア ドカティ本社の近くにある、有名なアフターパーツメーカーのようですね。モトクレイジーのも考えたのですが、今回は色がついたのが欲しかったのでこれにしました。ステップバーだけで一万チョイ、輸入加工品だからしますね。

 

f:id:ehatovcat:20151021184405j:plain

ノーマルステップと並べてみました(これはもうノーマル外した後の写真)。

表面加工が明らかにグリップしやすそうなのと、私の好きなショートステップです。長過ぎるとハングオフした時先端が踏めないので足が落ち着かないんですよね。

発色も思ったほど主張するギラギラした赤ではないですね。

商品説明ではボルトオンキットと書かれています。

 

まずはステップの後ろにあるこの部品を外します。

サークリップサークリップと言ってましたが、正確にはサークリップ タイプEというモノのようです。切れ目と逆の方をクルッと正面に回して、マイナスドライバーでクイッと引っ掛け引っ張ってやると外れます。ここで勢い余ってピンッ!!とこの部品を飛ばしてしまわないように注意(お約束)、よく飛びます。

f:id:ehatovcat:20151021184400j:plain

 

次にステップバーを固定しているシャフトを押し出します。

こういうふうに棒みたいなもの(これは六角ソケット)を当てて、プラハンで軽くコンコンとしてやれば押し出されてきます。

f:id:ehatovcat:20151021184402j:plain

徐々に押し出されてきて・・。

f:id:ehatovcat:20151021184401j:plain

抜けました。

純正ステップバーがとれます。

f:id:ehatovcat:20151021184403j:plain

 

 

交換するステップバーにシャフトとリターンスプリングを取り付けてみます。

ステップバーの形状のせいで、リターンスプリングの端が少し飛び出してしまうようです(ブーツには引っかからないようですが)。シャフトはガタツキもなくスルスルと通るので加工精度は問題ないようです。

f:id:ehatovcat:20151021184406j:plain

完了しました。

f:id:ehatovcat:20151021184407j:plain

サークリップ(Type E)もこのように元通り取り付けます。

(スタンドの裏けっこう削れてるなあ仕方ないけど)

f:id:ehatovcat:20151021184408j:plain

 

で!今まではのは左ステップです。問題は右ステップでした。

簡単簡単、ならば右も・・と交換しようとしてハタと気がついたのでした。

リアブレーキマスターとマフラーがあるから工具入るスキマが無い!

 

サークリップを外すための手を入れるスペースもプラハンを振れるスペースも、見たカンジでは有りません。ステップユニット丸ごと外してしまえばいいのではと思い、リアブレーキマスターを外すあたりまでやってみたのですが、どうもこれやっても無理臭い。よっぽど特殊な曲がりの六角レンチが無いとステップ全体の取り外しは無理。そういえば、逆シフトした時に右のステップ周りの分解は特工具持ってるディーラーじゃないと無理そう、と手を出さないようににしようと思っていたのでした・・。

仕方ないので、かなり苦しいと思いつつダメ元で左ステップと同じ方法でやってみました。まずはサークリップを外し・・かなり無理な角度からマイナスドライバーで力加えないと無理です。それでもどうにか外し・・パキンッ!サークリップは外れましたがやはり力のかかる方向がマズいのでサークリップが割れて飛びました。この部品はホームセンターでも代わりは手に入るので仕方なしとします。

次にシャフト。

ちょっと無理なんじゃないか・・と長めのドライバーを当ててプラハンでコンコン・・このプラハンがマフラーのエキパイが立ち上がる部分が邪魔で本当に振れないんです。マフラーエキパイに布とか当てて傷防止してからやったほうがいいと思います。強くコンッとすると、うまく押し出す力が伝わったのかシャフトが動いてくれました!

f:id:ehatovcat:20151021191044j:plain

こうなったらしめたモノ、途中までどうにかコンコンと押し出し、あとは布を噛ませてペンチで挟み、シャフトを掴んで力で引き抜きます。めでたく抜けました。

 

で、ステップバーを取り付け・・。

ステップバーの取り付けシャフトが微妙に入りきっていないのが分かるでしょうか?

完全に打ち込まずに後で抜きやすくするためわざとこうしておきます。

こうしておくと、後の押し出し作業のしやすさが断然違います。シャフト自体、しっかりと入るので特にサークリップで固定しとかなくともまず抜けることはないでしょう。

素人メンテが出来るのはここまでですね、ステップ全体の交換はディーラーさんじゃないとキツいです。特に右ステップ。メンテ性よりも機能美を優先するドカティならではですね。

f:id:ehatovcat:20151021191032j:plain

 

とりあえずいつものブーツで乗ってみると、ステップ表面の細かい凸凹が足の裏に感じてグリップ良さ気ですね。

実際の使用感はまたのちほど。

 

-インプレ-

まず、「変えて大正解」というのが言いたいことですね。

ハングオフ姿勢をとっている時も、足裏がカチッとひっかかり、不意にスルッと動いてしまう気配を感じないです。私のブーツのソールとも相性いいみたいですね。思わず「おっ!いいね」と。体重移動もグッと安心してできます。

また、巡航中も今までいかにチョコチョコと足元が滑って動いてしまっていたかを実感しました。結果、姿勢が乱れないから疲れないです。これはオススメですね。

これは費用対効果充分アリのパーツだと思います。これなら最初からこれくらいのステップをつけてくれればいいのに・・とりあえず仮の純正ステップつけといたから、さっさと替えろというのが垣間見えてさすがドカティ(笑)

1299からは純正ステップがこれに近いものになっているようですね、うらやましい。

けどアフターのこれは色がついてるからいい、ワンポイントで足元に赤って「お!けっこう良いな。」と思いました(オーナーバカ)。

 

 -20160322追記-

すっかり車体にも馴染んだわけですが、あれからステップから足が滑り「オットト!」といったことは一切なくなりました。普通に快適に乗れているのはこのステップのおかげであるところが大きいと思います。変えてよかったと思えます。