Ducati 899 Panigaleいじり

Ducati 899 Panigale いろんな意味でいじりとバイク全般

Panigale日本仕様のマフラーでご飯三杯語りたい。

聞こえてきそうです。

「あれ、この人マフラー変えてないんだ」

 

f:id:ehatovcat:20150908224010j:plain

はい、変えていませんし、今のとこ変えるつもりもありません。

パニガーレの日本登場時の日本仕様のマフラー、お役所に日本の道路を走ってもいいよというお許しをもらう代わりについたこのマフラー。なんとなく懐かしいですね、90年代の4ストレプリカバイク(スーパースポーツなどという世間様に言い訳できる爽やかな言葉はまだなく、レーサーレプリカバイクという過激な作りのバイクが大手を振って走っていた時代)の集合マフラーを彷彿とさせるマフラー形状です。

私も最初はビックリしましたけど、ここまでの潔い物体をつけられるとなんか見慣れちゃいました。ナントカは三日で慣れるといいますし・・(しかしパニガーレはけしてナントカではない、んー苦しい)

このマフラー、なぜこんな長いのが装着されてしまったかというと、排気騒音測定位置のマイクをエンジンから出来るだけ引き離す苦肉の策の結果なんですね。実は排気騒音自体はギリギリなのでこんなに消音部を長くしなくてもセミショートマフラーくらいにしとけば充分らしいんですが、Lツインエンジン自体から出る動作ノイズ→ジャーーーーッ!ダカダカダカダカ!が煩くてこれをノイズとして拾ってしまうからアウトらしく、これを拾わないようにエンジン各部の隙間に消音材(スポンジ)をねじ込み突っ込み、マフラーを出来る限り長くして対策してこうなったとのこと。

1299だと少しサイレンサー短くなってツインサイレンサー(Vガンマ?NSRVFR?)になりましたけど、あれはどうやったんでしょうね。けど、私はアレは好きではありません。ちょっとなぁ・・マフラーの存在を消そうと頑張ったんだけど頑張りすぎてかえってダ◯くなってしまったような。ああ・・どうせ変えるからいいんですか?

http://news.bikebros.co.jp/wp-content/uploads/2015/03/20150306_news_pa02.jpg

ドカティに限らずショートマフラーを積極採用し、そして煩いエンジンを抱える外車メーカーはどこも苦労して日本仕様に珍妙なマフラーをつけたりして日本人だけではなく世界を驚かせてくれています。

 

パニガーレ買うと、やはりみんな変えちゃうみたいですね。本国マフラーとか、テルミニョーニとかアクラポビッチなどの腹下ショートに(アクラが一番かっこいいし値段相応だと思う)。いや気持ちは分かるし、当然だと思いますよ。サーキット通う人なんかは変えないと話にならないでしょうし。

 

その代わり、排気音が煩くなること、車検のたびに絶対にマフラーを戻さなければならないのが面倒です、私は。この日本仕様マフラーで田舎の住宅地でもけっこうダダダダ響きますしね。私はもう自分が煩いと感じるほどの音はいらないのでこれでいいです。観光地行った時なんかも顰蹙ですし。今のも低回転ではドコダダダダ、上に行くとクルージングでヒュルルルルルと心地よい音出しますよ。回せばちゃんとバァァァァァァァァァァンと本気音出ますしね。

あ、このマフラーと同形状・同消音性能で少し見た目が変わる(三角断面形状)マフラーなんてのが出たら変えるかもしれないですね(90年代的思考)。そんなニッチな要求のマフラー出ないだろうなあ・・。

 

前記しましたけど、車検のたびにマフラー戻さないとならないですね。現状、パニガーレは国内ノーマルマフラー以外はすべて◯法なわけですから。見た目で分かるか分からないかというレベルではなくて、ノーマル以外なら違◯確定っていうのが辛い。ちょっと事情に詳しい白バイさんなら、昔のカタナ狩りの勢いで止められて切符斬られるでしょう。ただでさえ目立つバイクでハッキリわかりますからね。

ドカティ雑誌とかだと読者のパニガーレを大きく載せる時はバイク+平服で「このテルミニョーニのマフラーは撮影のためについているだけで普段もこれで乗ってるわけではないですよ」感を出してやんわりと誤魔化すわけですが、どこかのドカイベント会場で来場して撮影したパニガーレとかはモロ乗ってきてるし本人もライジャケ着てるから明らかにアウトーなんですが、乗ってる写真小さいしゲフンゲフン。パニガーレ乗りも苦労しております。

まぁ、そんなこんなの面倒な気遣いを抱えて壮大な音を楽しんだり、スタイリングを楽しむまではいらないかなぁと思います。私は現状、これで満足しております。